ゲーム脳になりやすいのはゲームやらない人だ!(と思う)

過激なタイトルで釣るつもりはないですー。
何故「ゲーム脳」とか「ゲームの悪影響」とか言い出す人は、「暴力的なゲーム」とか「性的なゲーム」といったものしか頭にないの?: 不倒城
いつぞや以来のお久しぶりに紹介する不倒城さん。記事の中にある、ゲーム脳的影響について、ちょっと書いてみます。


ゲームの影響で現実がゲームに見えるもの

・渋谷辺りで通行人がたくさんいると、「弾幕だーー!」とか思ってつい弾避け気分で避けルートを探してしまう。
・6角形のタイルのことを「ヘクス」と呼んでしまう。

不倒城さんの記事より抜粋ですが。
これは極端なネタですから、本当にそんな行動をしてる人はいませんが。
もう少し現実的な、ありそうな例をあげてみます。


 ・テトリスのやり過ぎでビルの隙間にブロックを入れたくなる。
 ・バーンナウトのやり過ぎで、交差点で事故のチャンス!と思ってしまう。


なんてことがあるんじゃないですかね。(あれ?マジレスのつもりがネタぽいぞ?)
でも、まあ、テトリスの例なんて、本当によく聞いたわけです。今でもテトリスにハマる人も度々出てくるようで、この話題を振るとウケてくれます。
しかし、多くのゲーマーにとってそれが現実に本当に影響するほどのことがあったでしょうか?戦場の絆のやり過ぎで、車を運転中にタックルしようとしたなんて冗談を聞いたことがありますが、本当にやって事故ってはいないようです。
テトリスの例は確かに一時的には、ビルの隙間が気になるようにはなります。それでも、ブロックをなんとかしてそこに登場させるようなことはできないので、なんの影響もでません。


バーンナウトの例はちょっと洒落にならないかもしれません。バーンナウトは、車を事故らせて連続衝突の連鎖によってボーナス得点が得られるというモードがあります。これ、夢中になるほどよく出来ていて、連鎖の仕組みを理解すると大事故を発生させることができます。不謹慎なのは今回は置いといて。ものがリアルな描写なので、現実の交差点を見ても、ゲームのように「あそこにいる車を起点に、カーブをかけてぶつかると連鎖するなぁ」なんてのが見えるわけです。


さて、この手のゲームが大好きな友人たちは、車の運転中にその妄想に取り付かれて事故を起こしたでしょうか?いいえ、無事故です。なぜでしょう?ゲームとリアルを分けて考えられるからです。
どうしてなのでしょう。
答えは、飽きるほどゲームをプレイしたから。
現実でぶつけたくなるほどの衝動を残してはいないのです。彼らはゲームだからこそできること、現実とゲームの違いを理解しているのです。飽きるほどやりこむことで気づくのではないでしょうか。やっぱりゲームはゲームだと。


それで、記事のタイトルに関することに。普段ゲームをやらない人ほど、テトリスの影響をよく語る傾向があります。彼らにとってはとても衝撃的なのでしょうね。テトリスをしたい欲求に駆られているのに気づいていないのです。それを解決するにはテトリスをすればいいでしょうに。
では、普段ゲームをやらない人がバーンナウトをプレイしたら…本当に恐ろしい事故が起きてしまいかねないのでは?バーンナウトは、海外製のゲームで、マイナーなのが救いかもしれません。他にも残虐であったり不謹慎なゲームは結構海外ものです。脳のためにトレーニングしたり体重を測るような人たちの目には届かないところにあります。
それでも、もしも、万が一。
ゲーム脳の本当の恐怖は、ゲームに免疫の低い非ゲーマーほどその幻想に影響を受けやすいということではないでしょうか。