キング・アーサー

泥臭い話。終始、泥臭い。
小奇麗な英雄物語でなく、一人の男を描いた作品。

主人公であるアーサーのみ、描いている。
そのせいで味方がどう思っているのか、アーサーを敵視している人物はいるのか、そういう状況の説明がなくてわかりにくい。
アーサーの仲間はどんな人物なのかわからないまま、淡々と活動して、淡々と死んでいたりする。

ちょっと物足りないけどまあ面白かった。
戦闘力だけでなく、戦略を考えられる人物であることが表現されるシーンで、味方の中にも頭を使える人がいること、単純な人もいることがわかる。
少年時代の苦労がどうこうというのは時間短縮されててよかった。