劇場版 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)感想など

この歩美ちゃんの帽子が可愛かった

今日観てきました。実にコナンらしくてよかったです。
雪山ならではの部分が多い印象。
事件の鍵になる人物の記憶喪失が、変わった使い方をされていて興味深かったです。コナンより金田一少年のほうにありがちな話かもと思いましたが、後半はやはりコナンらしいアクションが入り交じった魅せる展開でした。


以下、ネタバレ
事件としては、とても規模が大きく感じました。とはいえ、組織的な犯行ではない。現代は、個人レベルであのくらいのことができてしまうという恐怖がありますね。


推理というより、危機管理、対策というものを考えることの大事さがテーマだったように思います。コナンの注意力、対応の速さなどがずば抜けているわけでもなく、物語の主人公だからこそとも言えますが。
事件の解決自体が推理というより自発的に解決されたような気もします。つまり、コナンがいなくても解決されたような。が、それによって引き起こされたもうひとつの問題には、コナンじゃないと…!!
雪崩の件は、少々都合が良いかもしれないですが、コナンならあれくらいやるだろう、という映画版ならではのヒーローっぷりでした。


ただ、内容としては印象が薄いんです。特筆すべき部分が少ない。テレビのスペシャル回のような気分で見てよいかもしれません。とはいえ、また観たいなと思ったので、良作品と言えます。