Webゲーム人狼から「議論の下手さ」を考える

ある理由により、人狼BBSをいくつか見学しました。ログを読んで思ったこと、気付いたことをいくつか。
・『推理と話し合いのゲーム』と思っていたが実際は『信頼と口車のゲーム』だった
 議論が下手で、アイデアや推理を話す人の「粗探し」に終始しがち。人狼として疑わしいわけでなく、「嫌悪感」「挙動不信」で吊り候補にされてしまう。人狼からすればそれを利用して村人の自滅を待つだけ。
・議論の際、意見に対しての発言が「粗探し」か「賛成」のいずれか。
 「粗探し」のことは前述。「賛成」は吊り投票に委ねられればいいのに。民主主義は多数決とは違う。多数の側の提案を中心に決まるが、小数の意見に考慮・配慮した例外や条件を組み込んでいくものだ。一人の推理や提案に対し、メリット・デメリットの評価が出ない。出るのは不満や不安のみ。
 
アナログゲームに不慣れな人が多いのかなとも思ったのですが、それは関係ないかな。ポイントはやはり『議論』ですね。
学校で習わないけど社会で必要になるものの一つですね。
 
議論のためには話が広がるような(もしくは続くような)意見を出していくことが重要です。粗探しや安易な賛成だけでは議論の意味がないです。