ゲーム進行と状況説明と行動宣言 質問と確認は大切ですね

先日、友達とソードワールドをしたときの反省会を行ったのですが、そのときにいくつか出た問題を。
 
1シナリオ目
・なぜ、あらかじめ渡していた地図を利用しなかったのか
 遺跡の1階が、あらかじめ受け取っていた地図と符号するのを確認しなかった。
 地図の詳細(部屋の中身、敵や罠の有無)がもっとあれば、探索に慎重すぎることはなかった。
・この遺跡について推測しなかったのか
 地図の意味をあまり考えなかった。
 調査に夢中だった
・変異体のゴブリンへの対処
 どの程度の危険なのか、判断できない。ダイス目も、6ゾロで回避してしまったので、参考にならなかった。

2シナリオ目
・推理を進めず、状況証拠ばかり探そうとした
 最初の殺人が起きたときに、ダイスを振ったことで判断する方向の「推理」だと思い込んだ。
・村長からの依頼「村人を3日間、守ってくれ」を重視しなかった
 犯人がまだ殺人を続けるのか、もう目的を果たして逃げたのか、その判断ができなかった。
・無理に戦闘してしまった
 相手が凄腕のアサシンだとは。PCとのLV差を認識できる要素が足りなかった。(ダイス目含めて)
 NPCの行動が「誘導」だと勘違いしてしまった。
 
共通するのは、「GMの説明不足」「PLの質問不足」という2つのことから発生した「認識のズレ」が原因でのミスですね。
TRPGは、会話で成り立つゲームです。GMの説明を、それだけをただ受け取っているだけでは、PLがどのように解釈したのかがわかりません。GMからは「状況から見ておかしな行動」というふうにも見えますが、PLは状況を勘違いしていただけということもありうるわけです。
 
GMは状況説明をしたあと、「現在の状況について、認識を確認します。代表者が大雑把でよいので説明してみてください」と、確認をする機会をつくる必要があります。
また、「何か質問はありませんか?」と、質問の機会をつくることで勘違いに気付くこともできるでしょう。
PLは、「状況は、こういうことですね?」と、確認をするようにし、「○○はありますか?できますか?」という質問を心掛けるようにしましょう。
これらは、初心者のプレイに必要な要点でもあり、上級者が無意識に行っている行動でもあります。初級だの上級だの関係なく、我々はうまくいったセッションを振り返ってみればいいでしょう。うまくいったときには、こういう「確認と質問」が適切に行われていたはずです。
さ、次のセッションで、「確認と質問」を試してみましょう!


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