深淵

ほんのテストプレイのような感じですが、深淵をプレイさせていただきました。
そう、あの難解なトキタ語で書かれたダークファンタジーTRPG
感想と分析を書いてみます。
☆超難解?
やってみてわかったのは、ルールがそんなに複雑ではないということ。意外にすんなり遊べるもので、ソードワールドRPGなどと同じくらいのものだと感じました。予想ほど難解ではない。何が難解に思った原因かというとあのルールブックのせいなんですね。あるひとつの用語を複数の呼び方で解説されていたり、ルール解説の順番がよくなかったりするので。
☆プレイは
独特の世界観で、つい身構えてしまうが、ホラー風味だったり退廃ヒロイックだったりするだけで、ファンタジーの感覚は同じだと思った。ソードワールドでもできなくもない感じですよ。
☆夢歩き
カードを使っていろいろするけれど、それだってマジックなどTCGに慣れた今では理解しやすいもの。夢歩きも、想像力を駆使してかっこよくキメたいが、無理しなくともそこそこの活躍はできる。難解な詩が書いてあるようなものだが、いろいろ見てみると・・・要は「それはそれ、これはこれ!」とか「ダメでもっともっと!」とか「宇宙はひとつ。お前のサッカー生命は、俺のサッカー生命でもあるんだよ!」とか、言霊が書いてあると思えばいい。そういうことだ。わからなくても、わかるだろう?
☆寿命
命を削って全力の人生。まさに10年パンチ!30年パンチ!!が出来る。
☆あれっ?!
はっ?なんだか何かが変だ。そうか、深淵は、島本ワールドRPGにもできるんだ!テンプレートで「改造ニンジャ」とか「締め切り直前の漫画家」とか「首ハチマキの少年」とか・・。
☆実は
昔、私が作ったTRPGのシステムにも「自分の何かを代償に全力行動」というのがあったのだが、そうかそういうノリが私は好きなのだな。
☆だがしかし
あまりにも全力のプレイになるので、自分の中の何かが多量に消費されていくような気がした。とくにセリフ。演技としてのロールプレイが主体のようなものだから、クサイセリフもばんばん発射。しかし、自分のもってる引出しからたくさん出してしまったような気がするんだ。
だから深淵は年に2回くらいがいいと思う。プレイヤーの寿命も削ってなきゃいいけど。