私のニコマス史 抜粋

アイマス関連の記事を書くブログさんで、こんなものを見まして。

そろそろ他の人のニコマス史ってのが見てみたい気がするね。
こう客観的にニコマスはこうなってきました……というのではなくて、「俺の見てきた史実はこうだったんだ!」という主観ばりばりなやつ。MAD作成者側でも、所謂見る専でもそれぞれ見てきたフィールドってのが違うと思うんだよねぇ。そこら辺のところをみんなが書いてくれないかなぁ、となんとも他力本願な願望を抱いているわけです。


http://d.hatena.ne.jp/raydive+nicovideo/20111030/1319988655


振り返るほど昔という気がしないし、現在進行形で作ったり見たりしてて、そういうことを書くタイミングがなかったのだけれど。今回はちょっと書いてみようと思いました。


2007年:黎明期から発展期
アイマスってゲーセンではちらっと見せてもらって「うわ、このカチカチのポリゴンじゃちょっとなー」と思った程度で興味がなかったのだけど、MAシリーズの曲「迷走MIND」と「涙のハリケーン」を聴いて、この気合いの入れようは!と興味が湧いたところにニコ動での「とかち」ブーム。最初の頃はまだノートPC&エアエッジで見てたからね、たくさんの動画を見られなかった。で、これでは無理と判断、仕事でも使わなくなったのを機に、ADSLを引く。
涙のハリケーンの動画にはコメントも色々試してみた。情報は有志が作ったニコ動Wikiあたりを見てたと思う。それ以外はタグ検索がほとんど。
ダンスPV系MADもいろいろ面白いのを発見し始め、そこで見つけたのが「アイマス×特撮」タグ系。主に迷走MIND関連を追い続けて、てつをPの動画に触発されて、自分でも作ってみたり。
少しして真の誕生祭でMADがどーんと投稿されたのを見て、これはどういう勢いなのかと本格的に調べ始めて、ついに底辺スレに行き着いた。
そこでいろいろ情報を知ったり、動画の制作について相談したり意見交換して。おそらくニコマス最初の祭り、「底辺P祭り」アナタノヒトコトm@sterが開催されて、参加したかったなーと思ってた。そこに底'zですよ。ただ、母が胃がんであることがわかり、手術の日がその10月31日だったのよね。いろんな意味で忘れられないわけで。
いや、すごい祭りだった。個別投稿という形式だし、何人参加するかわからなかったし、うまくいくのかなと。でも、予想以上だったし、今でもお気に入りの動画もある。
底'zを過ぎて少し疲労感があり、しばらくは週に一度いくつかの動画を見るだけだったけど、年末にはまたいくつかの企画があり、そこに参加。


2008年:供給過剰になりつつ、大規模企画が目白押し
なんといっても「24時間im@s」ですね。ほんと楽しかったなー。Twitterも始めて、いろんな人と出会って、ああ、少しは生きることが楽しいなと思ったりしたんだ。ただ、仕事が忙しくて思うほど動けなかった。そして年末にはリーマンショックの影響で離職。持て余す暇を動画にぶつける。


2009年:ストレスが出始めた
27時間im@s新年会は楽しかった。でもそれ以降、ニコマスはおかしな人気が出始めて、アイマスを蔑ろにしてる感じの動画が増え始めた。何でもそうだと思うけど、流行ると空気が変わっちゃうことがあるよね。何かニコマスの空気が変わってしまったのを感じたね。ニコニコ生放送もだいぶ枠が増えて、頻繁に見るようになったんだけど、そこで、見たくない動画を見せられたり。ニコマスでストレスが増えてきたんだ。
60minm@sterに参加したり、DRAM@S、黒薔薇など、何らかの形で合作に参加することが増えたのもこの頃から。


2010年:MMDと東方といろいろ
トリコロールワールドが楽しみだったのだけど、中止になり、じゃあって自分で企画やるよってやったのがこの年。例の9.18もこの年。楽しいこともあったけど、嫌なことも増えてニコマスの終焉が見えた気がした。あちこちでそういう話も出て、騒ぎになったりもした。ニコマスに対して終わりと感じるのはそれぞれだと思うが、それを理由に暴言を吐いたり誰かを攻撃するのはどうかと思う。そういう心ない攻撃がこの年に多発して、いろんなことがより大きなダメージになってしまったような。
それはともかく、ニコマスよりもボカロや東方やMMDなどを見るようになったのだった。チャー研を見始めたのもこの頃だね。ブロリーとかも。
MMDは前の年にDRAM@Sで関わって、その後blenderを始め、MMD関連の動画を作るようにもなった。MMD杯も楽しくて、お気に入りのPも見つけて、でも、こうシリアスな動画は伸びないんだなとニコ動自体の傾向が見えちゃった気がした。一時、ニコマスにネタの氾濫がひどくて限界を感じて離れてた。


2011年:さて、どうにもこうにも
面白い企画に参加し、単発動画も時々作ってるけど、どうにも反応が悪い。それどころか、揚げ足取りのくだらないコメントに粘着されたり。まあ、消すけど。
いくつかの方法を試して調べると、その人達、他の動画にもくだらない揚げ足取りの冷やかしコメントをしたり、嫌がられるコメントをして反応を楽しんでる。愉快犯。ニコ動は動画の投稿自体も(ニコ生も…)愉快犯的な傾向があるし、そういうアングラ寄りのままでいくのかなと気が落ち込んだりすることもある。
まあ、NG共有とか少しずつ始まったし今後どうなるやら、ですね。


以上、こんな感じでした。
思い出したのは、ニコマスを見て『MADに対する見かたが変わった』ことでした。それまでのFLASH系のMADは、ほんとしょーもないような下品なのが多かった。「開国してくださいー」とか、何が面白いの?と思ってたくち。
でも、ニコマスPV系MADを見て、「ああ、何か下品なものではない何か、アングラにありがちなものではなく、もうちょっとましなものが出来るんだな」と創作に対する興味を感じたのが、ニコマスへのきっかけだったと思います。