アイドルマスターを10倍楽しむために その8

アニメアイマスの10話をニコニコ動画にて視聴しました。
今回は、芸能人運動会。これまた、なんと昭和的なんでしょうwスター錦野なんて、若い人はあまり知らないでしょうしw
今はこういうのじゃなく、24時間テレビの系統がそういうものなんでしょうけど。


真と伊織の二人三脚、二回目で二人が転倒したシーンですが、真は前へ、伊織は後ろに倒れました。本来なら二人とも前へ倒れるのでしょう。これは、真が伊織をかばったから起きた現象ではないかと思いました。後ろにはプロデユーサーもいるし、伊織を巻き込みたくない、と。考えすぎかもしれませんが。
でなければ、演出の不手際ですね。どうしてこうなった。


やよいが走っている途中で泣き出すというのも、少々弱すぎるように感じました。粗探しではないのですが、構成として、


やよいが酷い言葉をかけられ落ち込む→様子がおかしいので問いただす→みんなに話す→足手まといなんかではないことをPが諭す→やよいが罵倒に負けずに頑張る


という流れが欲しかったと思います。今回のタイトル「一歩でも前へ」ということを言えばよかったのかも。
やよいがお荷物的ヒロインを演じなきゃいけないのは、辛いなと思います。
三流映画には、ストーリーの緊張を演出するために馬鹿を登場させ、常識的にはないであろう行動をさせてピンチを呼び込むという書き方があります。これは良くない。


この、アイマス10倍記事には、こういった欠点の指摘は書かないようにしてきたのですが、なぜ今回は書いたのかというと、それを補って余る素晴らしい回だったからです。
運動技能中心の展開ですが、そこかしこにアイドルたちの個性的な特徴が生かされているのです。
あずささんは、そのスタイルと天然ボケな性質の会話で。響は、とにかく全力全開で。亜美・真美はいつもどうり楽しく。


そして、伊織は政治的かけひきまでこなす。といっても、圧力で結果を取得するのではない。あくまで、力には力を見せただけ。伊織が欲しいのは結果だけではない。自力で結果を出したこと、そして家族にそれを認めさせることですから。
一方で新幹少女、こだまプロは、結果だけを欲しがっていた。いつの世も【結果だけを欲しがる人は、足元をすくわれる】ものです。
何かを目指すとき、誰かに勝ちたいとき、その行動がもたらす結果がモノを言うのではなく、その経緯を人は見ます。
こだまプロが汚い手を使おうとしたとき、伊織はそれを罵ったり泣きわめいたりしません。
一歩でも前へ。泣いてもいい。でも、前へ進もう。
そういうことなんだと思います。


今回もちょっと良いなと思った感想ブログ
アニメ版アイドルマスター10話「みんなで、少しでも前へ」感想: 戯言人Blog
今回も細かい分析がついています。


アニメ「アイドルマスター」第10話感想 - めぐりあいクロニクル
リレー競走での順位変遷を推察していたり、ちょっと視点が面白いです。


アイドルマスターを10倍楽しむために その7 - Try to Star -星に挑め!