アイドルマスターを10倍楽しむために その7

ニコニコ動画に9話が公開されてます。
さて、今回は亜美真美が主役のお話。前回のドタバタとは違ったコメディがありますね。

亜美真美の立ち回り方自体がコメディタッチであるため、今話はコメディ回、ギャグ回とされる傾向があるようだが、個人的にはそのどちらとも少し違うように思う。

これは古き良き時代のジュブナイル、または児童文学の体裁ではないだろうか。具体名を挙げるなら「ズッコケ三人組」シリーズのような。亜美真美が画面内で縦横無尽に活躍する様は、まさに「教訓色を廃し娯楽に徹した児童文学小説」そのままのように思える。
     アニメ版アイドルマスター9話「ふたりだから出来ること」感想: 戯言人Blog

こちらのブログにおいて、細かい推察を含みながら書かれています。なるほど、確かにジュブナイル的な路線と感じます。児童文学、SFなどが最近は「厨二」などと呼ばれることがありますが、ジュブナイルと呼ぶほうがらしいですね。


今回のお話は次の3つの要素があり、何度も繰り返し見ることをお勧めします。
・プリン喪失を事件に見立てたお話
竜宮小町がドラマをやっていて、その筋書きと似た展開になっていること
・真犯人は別にいた
特に、推理もののような要素があるので、2回目の視聴は新たな発見があるはずです。
亜美真美の行動が衝動的で理解しにくいならば、こちらを。

今回は一度見終わってからもう一度見るとよく理解出来る構成になっていると思います。

   アニメ アイドルマスター第9話の重箱の隅: 全てが台無し―雑記帳―


さて、今回に限らず、亜美と真美は性格がつかみにくいと称される部分があると思います。行動の主なところ、とくに発言が「パロディ」「定番のネタセリフ」「ギャグ」で占められているからです。10代から20代くらいによくある現象だと思います。彼らの会話は、とてもパターン化されています。「仲間内や、同好の士でしかわからない符丁を使用しての共感」を主体にしているからです。
(これは、オタクにも当てはまるのですが、ひとたびそのコミュニティの外に出ればそれは通じないので、ある程度で留めておくことを忘れないようにしないといけないでしょう。)
大人になると、社会で様々な人と出会い、会話をしなくてはいけません。亜美真美も次第にそういうことを理解していくことでしょう。まぁ、この彼女たちの賑やかさこそが、大人にとっての癒しでもあるのですが。(特に家族にとってはね。)


その他、気にとまった記事。
アニマス9話で「伊織VS真美」を夢想する ただそのために/ウェブリブログ
亜美と伊織の持ち歌に関するテーマの推察。


ただの倉庫:3歳男児が見たアイドルマスター9話
お子さんにアイマスを一緒に見せた経過。奥さんもだんだんアイマスにはまってきています。