アイドルマスターと水戸黄門 追加キャラと役割の変化について

アイマス2で、ようやく1ユニット終わりました。ゲーム自体についての分析はまた後日。今回は、2で追加になったキャラクター、貴音と響についてです。


PSP版で顔見せはしていた貴音と響ですが、アイマス2で正式デビューといった感がありますね。ゲームやアニメでは続編で新キャラの追加というのはよくあることですが、そのキャラクターの性格や性能などにおいて、既存のキャラクターとの違いというのが大事になりますね。
格闘ゲームでは、同じ性能では存在意義がなく、強すぎても困ります。それで他のキャラも微妙に弱体化したり強くなったりというバランス調整がおきます。
ストーリー性の強いゲーム、RPGなどでは性格についての違いがより意識されます。性格の場合は調整がききません。そりゃそうですね、前作と違う性格になっちゃうと違和感が出ますから。
今回のアイマス2では、その辺をパラレルワールドのようなニュアンスでフォローしつつ、性格がちょっと変わった子もいるようです。まあ、成長とともに変わることはありますがね。


性格と共に、ストーリーにおける役割というのもあります。苦労性で損な性格ならば、そのような受け持ちになりましょう。決断力と責任感がある性格ならば、何か行動してストーリーを進めていくでしょう。そういった役割のことです。


ここで水戸黄門を例に出します。水戸黄門は最初は、黄門様と助さん角さんの三人での旅でした。そこに風車の弥七が加わることが度々あり、後にうっかり八兵衛などがメンバーとなっていきます。最初は、助さんが調子に乗ったり、角さんがお人好しで騙されたり、それぞれの性格から事件に関わっていくということが多かったのですが、巻き込まれ役やお調子者の役は八兵衛が受け持つようになります。キャラクターが増えると、その役割が分担されていくのです。
アイマス2でもそのようです。
千早は頑固さと要領の悪さ、まっすぐでストイックな性格でしたが、2ではストイックさと背負っているものの重さに重点を置かれているようです。
頑固さは貴音が、要領の悪さは響が受け持ったように見えました。


アイマス水戸黄門のように長く続くことを願うのですが、765プロのアイドルたちは、目標であるトップアイドル、そしてそれぞれが胸に秘めている目標まで、その進みの速さはそれぞれ違うでしょう。続編では目標を達成して引退している子もいるかもしれませんね。