キャラクター

☆キャラメイク
RPGを始めるときに、自分の操るキャラクターを作る作業があるのだが、それが結構楽しい。ゲームによっては、キャラの能力とか選択する余地がほとんどない場合があるが、それでも名前を考えるだけでも結構時間かかってしまう。時間かかるけど、それが楽しい。服や靴を選んで買うときのように、センスが、趣味が、価値観が現れるのだ。
☆自分の分身
一番最近にやったRPGというとPSOなんだが、あれでも職業と種族、キャラの外見、アクセサリーなどを考えて選択し、それに似つかわしい名前を悩んで考える。男っぽい名前、女っぽい名前、メカっぽい名前、かっこいい名前、かわいい名前、いろいろとこだわるのだ。それはゲーム中で他人からその名で呼ばれるようになるので、慎重になるのは当然。
TRPGでは
TRPGのキャラメイクは、それこそ2時間くらいかかったりする。しかし、始めから作らず、能力値や職業などが決まったものを用意して使う場合もある。プレロールドキャラクターとか呼ばれ、ストーリー重視、演劇に近い形のプレイになる。あらかじめキャラの背景まで決まっていることもあり、用意された舞台でドラマを演じるのだ。好みもあるかもしれないが、このようなプレイも結構楽しい。例えばミステリーで犯人役は事件を遂行しようとし、頃合を見て探偵役に見つかるようにすることもできるし、完全犯罪を目指すこともできる。
コンピュータRPGのキャラ
ウィザードリィウルティマは自分で名前も能力値も職業もいろいろ自由に決められた。それはシミュレーションのような戦略を要求するゲームだったから。
ドラクエにおいて自分の分身は、勇者。自分にできるのは、勇者に名前と性別を決めることだけ。FFではキャラの名前が最初から決まっている。名前は変えられるけど、一般的には変えないらしい。一応、キャラの能力は自分で成長の方向性を決められる。最近のRPGはキャラクターがあらかじめ決まっているものがほとんどだ。TRPGのプレロールドキャラに近い。これはストーリー主体だからか?でも相変わらず能力値が存在し、それらがストーリーに影響することはない。いやそれどころかプレイヤーがストーリーに影響を与えられない。なにをするゲームなのだろう。
RPG以外のキャラ
対戦格闘やシューティング、アクションゲームでもキャラを選択するものが増えている。しかも、キャラごとに能力が違い攻略が変ってくる。さらに、敵キャラとの会話が戦闘前後に挿入されたりし、キャラごとにその会話が変り、ストーリーさえ感じさせる。
一本道のストーリーだが、経験値などないが、これはRPGみたいじゃないか?
これらのゲームからストーリーやキャラに関する要素を取り去ったら、本来のゲーム部分が残る。さて、RPGから同様にストーリーなど取り去ったら・・・?経験値かせぎしてボスと戦闘するゲームが残る。これがRPGの正体?いや、本体?
RPGってなんだろう・・・。