ゴーストハント ファイル6 禁じられた遊び #3 呪祖の罠

霊の共食い―――そんなことが起きている。この学校は、危険がましている!
麻衣が一人、ビデオカメラのチェックにいこうとしたとき、霊に襲われてしまった!なんとか助けられるも、保健室で寝ているとまたしても予知夢。ジョンたちの危険をしらせる麻衣は、またもひとりに。そこで保健室の怪が、麻衣を襲う!!
 
麻衣の発言からナルはひらめくのですが、霊の共食いの時点でもうちょっと事件の要素を絞り込むことができなかったかなとも思います。それと、オリキリサマの呪符の件は、ぼうさんがもっと先に気付くことができたかもしれないですね。こっくりさんという先入観が、その呪符の意味を調べ逃した原因でしょうか。
蠱毒ゴーストハントのなかでもぞっとしたエピソードのひとつです。蠱毒の話が出るまでは、霊同士が食い合って経験値を溜めてLVアップしいくようなものかと思っていたので、仕掛けられた呪いのプログラムの巧妙さもあって、恐ろしく思いました。
 
おまけ:
嫁金蚕、蠱毒という呪術。これは中国だけにあるものではありません。ヨーロッパでも似たものがあり、虫やヘビを使います。小さな箱に複数の虫かヘビを入れ、共食いをさせる。そこに残ったものを永らえさせ、数枚のコインなどを入れておくと、数日で少し増えているという。虫にしろヘビにしろ、物欲の為にそうやって怪物に変えてしまうという行為の後ろ暗さは、洋の東西を問わずのようです。
 
さあ、次回このファイルのクライマックス。
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