ゴーストハント ファイル5 サイレント・クリスマス #1 お、お父さん?!

クリスマスに事件の調査依頼。教会で預っている子供が時々、憑依されるそうだ。そして、憑依された子は、かくれんぼのつもりで隠れてしまう。このままでは、いつか事故にもなりかねない。
調査中に、その霊に憑依された子が、リンに対して飛びつき、「お父さん」と。これはいったい――
 
この話は前回の『公園の怪談』と同じく、小説には無くてマンガ版の書き下ろし新作だったのでした。
マンガ版では、真砂子と綾子は参加していなかったのですが、アニメ版は全員参加に変更しています。
これでは、今回のネタである「憑依」に対していくつかの問題が発生してしまいます。
まず、真砂子が霊媒師なので真っ先に憑依させてしまうか、霊に語りかけることで情報を聞きだせるのではないか、という手段の違いがおきます。それを無視してマンガ版と同じに進めると、『SPRにしては手ぬるい調査』に見えてしまいます。
また、綾子の存在は今回も役立たずという印象を強めてしまいかねないと思います。
後半では、そういったマンガ版との違いがどのように影響してくるか、気になるところです。
 
おまけ:
子供たち相手に、フレンドリーに立ち振る舞うぼうさん。子供好きという印象です。それに前回の麻衣に対する気遣いを考慮すると、益々以って「やさしいお兄さん」となります。しっかりしていて、やさしく気遣いが出来る大人の存在。やはり、ぼうさんがいてほっとするものです。
 
次回、どんな解決方法になるか。クリスマスの調査の結末はちょっと悲しいものに。
 
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