ワルモノ2 ゲーム進行に関わる「シナリオ」というアイデア

今日はまた友達とボードゲームをしてきたわけですが、また面白いアイデアのあるゲームに出会えました。
「ワルモノ2」は、ボード上をサイコロの出目だけ動いて、いくつかある山からカードを引いて、ゴール条件を集めて、ゴールの場所に行った人が勝ち、というゲームです。
この前紹介した、「ザ・スパイ」と似てますね。テイストは似ていて、前作の「ワルモノ」は、もっと似ていたようです。ですが、この2はシナリオというルールが追加され、それに関連してゲームの面白さが向上しています。
シナリオとは、第何ターン目には、どんなことが起きる(各プレイヤーはそれに従わねばならない)というものです。例えば、「7ターン目になったら、空港が閉鎖される」とか「10ターン目になったらNo.01のトランクが爆発する(それを持っている人がゲームから脱落)」とか、ゲームの目標や戦略に変化を与えるものになっています。スコットランドヤードで、怪盗が特定ターンには居場所を明かさねばならないのと似ていますね。
 
ゲームのコアの部分は、ボードゲームには同じようなテイストのゲームは結構あるかと思います。ですが、この「シナリオ」というルールがあるおかげで、他のゲームにない楽しさが生まれています。
 
とはいえ、ゲームにルールを追加するのですから、難しくなっていたりします。ボードゲームをいくつも遊んで、ルール説明を受けただけでその傾向を推察できるような人には賞賛されるでしょう。ゲーム慣れしていない人には、難しすぎるかもしれません。
 
難しくなるかもしれませんが、それはスポーツと同じで、遊んで習得するものがあるということです。ある程度慣れれば、さほど悩むのではなく、ノリが出てきて面白くなると思います。
 
この、「シナリオ」のルール、他のゲームにも使えそうな気もします。