RPGから敗北を徹底的に排除するというアイデア
RPGはストーリーと密接なゲームです。
あらゆる要素をデータ化して、箱庭的に世界設定するという試みがありますが、結局それはストーリーとゲーム要素との衝突を避けられないと思います。
RPGでは、プレイヤーはしばしば観客の立場にもなります。面白いストーリーになることを期待しているものです。
どんなストーリーが面白いかは人それぞれですが、ある程度の嗜好パターンはあると思います。
そこで、ストーリーが面白くなくなるような要素を排除できるようにしてしまおう、というアイデアです。
ストーリーの邪魔になるのが、ゲームです。ゲームの結果がストーリーに繋がらない場合やりなおしになるので、結局いつかはそのストーリーにたどり着くものですから、この部分は無意味なのではないか?という思いがありました。敵のデータを調整して勝てるようにする等、ゲームの難易度を低くするのでは、ゲームルールの存在意義がなく本末転倒地獄行き。グサッ!
ならば、ゲームに敗北をなくしてしまうのがいいのではないか?ということで、ファンタジーRPGでの戦闘を例に説明します。
HPをなくす。
プレイヤー側のキャラクターのHPそのものを使わないということです。
勝利条件の変更
HP廃止で死なないので、戦闘に負けることがありません。その代わり、敵のHPを0にするのではなく、戦闘でうまく敵の攻撃や防御を突破するような行動ができないと、いつまでも戦闘が終わらないようにしてしまいます。ザコはHP0で死ぬ、でいいでしょう。