予告編について


確かに興味を引く程度の効果しか得られないでしょう。でも、それは、そのシステムが、プレイヤーに準備を必要とさせないからではないでしょうか?
いつもTRPGの準備をするのはマスターばかり。プレイヤーが準備をするシステムであれば、予告編をお互いの共通情報として参考にでき、予告編が機能するようになるのではないでしょうか?
では、プレイヤーが準備を必要とするシステムとは?
RPGのメインのストーリーは、マスターが予想して展開の方向性を決める、というのが現在のシステムですね。そのため、プレイヤーはゲーム中に、マスターが用意したフラグを探るような行為をせねばなりません。これは情報収集・探索物で特にパターンになりがちです。『どんなシステムをやっていても、いつも重要な情報を手に入れてくるのは決まったプレイヤーになってしまう』とか。どんな職業のキャラをやっていても、探偵の様に調査をしなくてはならない、とか。
それらを解決しようと(いや、その為なのかは分からないですが)FEAR系のゲームはドラマを意識したルールを取り入れています。
では、もう一歩踏み込んで、プレイヤーにもシナリオを用意してもらうのはいかがでしょうか?完全なシナリオでなくていい、プロット程度でもいいかもしれません。マスターがそれらを受け取り、全体の構成をまとめる役目を行います。
これならプレイ前にシナリオの期待はあっても、どんなストーリーになるかはわかりません。
深淵のカードを自作してきてもらうようなものも、いいかもしれません。
何か新しいシステムが作れそうな気がします。
・・・時間が、まとまった時間があれば、ですが・・・。