なんだろう

これからネタがない日は、RPGについて考えることにします。
まず、『RPGってどんなゲーム?』ということについて。
弾を撃つからシューティング、仮想シミュレートを楽しむからシミュレーション、自在に操作するのを楽しむからアクション、、、。いろんなゲームについて説明するときにジャンルで説明し、そのゲームの特徴を言えばなんとなく理解してもらえる。しかし、RPGはなかなか説明が大変。経験値かせいでレベルアップするのはシミュレーションの分野のもの。ストーリーがあるのはアドベンチャーにもあるし、最近のシューティングやパズルにもキャラがいて設定があってストーリーがあるものも多い。じゃあ、RPGっていったいなんだろう?
☆RPGのどこが楽しいのか
自分のお気に入りのRPGについて説明するときに、『世界観がいい』とか『システムが斬新』とか言ってしまう。ルドラの秘宝は、世界の危機が数日にせまっている状況や主人公の行動原理の変遷、言霊システムによる魔法発明。ライブ・ア・ライブは、複数の世界の集合、戦闘のみならず様々な行動表現、RPGの可能性を示唆。でもこれでは、RPGを知っている人しか意味を理解できないだろう。『グラフィックが美しい!まるで本物みたいなリアルな映像』こういった表面だけの特徴はゲームの面白みとは別であるし今回はそういった勘違いを無視して話をすすめてみる。
TRPGって?
これも難しい。サイコロと紙とペンで遊ぶ・・・それは道具を示していてゲームを示していない。ごっこ遊び・・・幼稚なものと勘違いされる恐れアリ。自分が考えたことを何でもできる・・・語弊がある表現で、実際には現実と同じモラルが適用されるし犯罪し放題ということではない。
☆RPGは新しい遊び??
説明が難しいのは、RPGがまだ新しい遊びで、過去になかったものだから、ということもできる。でも、一方でRPGのなにが楽しいのか、についても説明が難しいのは一体なんだ?目新しいから楽しい?一時の流行で終わるものとは思えないし、他のゲームやエンターティメントでも目新しい時は注目されるものだ。
D&Dから現在
変わってない。D&Dに枝葉をつけたり色を変えているだけだ。いや、そもそも、D&Dの原案のシミュレーションゲームから脱却していないことが原因では?シミュレーションRPGという、先祖がえりしてるものもある。そう、よく考えると、RPGはまだ迷走しているジャンルだ。結局、『RPGと呼ばれるものをいくつか遊んだ経験から共通点をぼんやりと頭に浮かべて、なんとなくしか理解していない』という状況が蔓延しているのだ。
☆本当のRPG
きっと、本当のRPGはこれから生まれるのだろう。多彩なジャンルを吸収しかねない、途方もなく可能性を秘めたジャンル。堀井雄二の言葉にこんなのがある。
ドラクエを作っていれば、パズルも育成も、どんなジャンルでも取り込んでできるので、他のゲームを作る気は起きない』
またまた記憶が曖昧で申し訳ないが、大体こんな感じのことを言っていた。この言葉の示す未来のドラクエを想像してぞっとしたが、ウルティマもそんな感じの路線だったことを考えると有限の可能性ということかもしれない。RPGって、なんだろう。。