アイドルマスター第一話と、アニメの本質を楽しむことについて

月曜に公開されていたのだけれど、ずっと忙しくて、ようやくこの土日でちゃんと見られました。 

 
アイドルマスターとは、都内某所の小さなアイドル事務所に所属するアイドルたちの物語。第一話では、彼女たちの紹介を兼ねた、ドキュメンタリー風になっています。インタビューなどで彼女たちの特徴や個性がわかりやすいかと思います。
オープニングを見ていると、ステージで踊る彼女たちが。このシーンを見て、ぐっときたし、なんかほっとしました。アイドルらしいシーンだと思います。


ええ、そうですね。ゲームのアイドルマスターと同じような設定のようです。しかし、ゲームの1と2の間のあたりを扱う話のようで、ゲームの知識が必要というほどではないでしょう。もちろん、ゲームをやっていたら気付くような楽しさの仕掛けもあるでしょうが、それだけが楽しさではありませんからね。


さて、ニコニコ動画でのコメントから推測する反応ですが、普通にアニメ自体を楽しみたい人たちならば楽しめるというものだと感じました。
最近のアニメには、初見でもいきなりノリで盛り上がれるような仕掛けが結構あるもので、「ツンデレ」「ヤンデレ」「萌え」などなど、テンプレに沿った要素を散りばめます。また、それだけ連呼すれば祭りに参加している気分になれる便利なフレーズなどを含み込んでおくのです。
「ほむほむ」「マミられた」「ボクと契約して」などなど思い当たりませんか?これらの単語ばかりで、本質である魔法少女たちの物語についての話をする人はそれらにくらべるとごくごく少数しかみかけません。
こういった手法は、売れるための一つの手段であるかもしれませんが、一時の流行で終わることにもなりかねません。(それを含みでの、売り逃げという戦略もあるのでしょうけれど。)*1
それに対して、流行とは関係なく楽しめるものは、本質が楽しいものです。アニメにおいての本質とはストーリーでしょう。ゲームのアイドルマスターは、その本質においては、ストーリーより世界観の方に強みがあります。その世界観から生まれたストーリー、それがアニメのアイドルマスターなのだと感じます。


アニメ「アイドルマスター」のストーリー、今後見ていくうちにその世界観を感じ取ることができるのではないかと期待します。

*1:まあ、そういう楽しみかたもあります。野球場に行っても、試合そっちのけで応援パフォーマンスにばかり力を注ぐ人もいます。でも、試合も観ようよ、って思うんですよね。