逆転裁判4 原因と結果、出来事の発生順序

物語り娯楽としても楽しかったのですが、やはり今回独特のゲームになっている最終章について書きます。
最終章は、それまでに起きていた事件、それらの裁判にも関係するという流れになっています。そこまでに越えてきた裁判の総集編でもあり、裏に隠れていた本当の犯人のあぶり出しでもあります。ゲームが違えば、ラスボスと呼ぶかもしれませんね。
さらに、逆転裁判の慣例から外れるようなものがあります。
事件は7年前のものから現代で最近起きたものまで関係するのですが、過去の現場で聞き込み等調査を行える上に現代でも同様に調査を行えるのです。
そのなかで、現代で手に入れた証拠品を過去に行って突きつけたり、逆に過去で手に入れた証拠品を使うこともできます。
※これをさして、「ありえない」というのは簡単ですが、それはヤボですし軽薄で短絡的なことでしょう。ありえないけど、そうなっているんですよ!最初にナルホド君が説明している「これは一種のゲーム」が意味するところに気付くべきです。
 
最終章のみならず、出来事の「いつ起きたのか」が曖昧で、つい勘違いしてしまうことを利用したトリックがいくつかありました。裁判にて重要になる証言が一部隠されていることが多く、証言を通して聞くと、それがさも当たり前のように聞こえてしまったのです。