名探偵コナン〜銀翼の奇術師〜

TVスペシャルで、去年の劇場版が放送されていました。
この作品、構成としてはうまく作られているけど、あまり好きでない作品です。
コナン達が乗った旅客機が墜落しそうになり、緊急着陸するというのがクライマックス。
とても無茶苦茶だと思います。素人がなんのサポートもなく着陸することは不可能でしょう。
リアリティの点で目をつぶることが前提で、とてもよくできた話なのですが、、、我々は『日航機墜落事故』を知っています。
当時、その事故の原因の検証がたくさんの番組で行われていました。本もいろいろ出ました。でも、原因の特定はできなかったようですが、共通してわかったことは、プロの腕をもってしても回避できなかったということでした。それほどに困難な状況だったのです。
それをニュースや特番によりそれを知っているので、この作品について楽観して誉めることはできないのです。
そして、運の悪いことに・・・コナンTVスペシャルの終わったあとの数分のニュースで、「乱気流で旅客機が緊急着陸、49人が怪我」というニュースが。。。あうー。
あと、飛行機といえば毛利小五郎は高い所が苦手なはずだし、新一と蘭が一緒にのった機内での事件について言及がなかったこと、その他些細なことがありますが、私にとって今作品はランク低いです。
ちなみにお気に入りランク1位は最初の『時計仕掛けの摩天楼』コナンの面白さ、推理・トリック・アクション・ロマンスがぎっしり詰まっています。2位は『天国へのカウントダウン黒の組織が関連する事件でコナンの必死の行動も作品内屈指のもので、事件の方も面白い推理娯楽でした。3位は『世紀末の魔術師』コナン対キッドですが、コナンは負けっぱなし。でも面白い!ルパン対ホームズと同じく、娯楽作品とは怪盗の方が有利に出来ているので仕方ないですが。
さて、もうすぐゴールデンウィーク、コナンの劇場版の時期です。今度は海上で豪華客船の事件だそうで。しかし、クライマックスと思われる船の沈没では、蘭のおぼれる様子が。。。これは第2作目、14番目のターゲットにて海中レストランの破壊の際に蘭がおぼれかけているので、同じネタとなってしまいます。本当にそうなのか、この目で確かめてみることにします。