いろいろあったけど。
ニコニコできないアイマスMADに未来はにい - はじめてのC お試し版
について。いろいろあったけど、直接の反論はあっちのコメントで終わりにした。
ここでは本来の問題に関すること、思っていることの雑多なメモを残しておく。
どんな娯楽にも3段階のファン層がいる。
第1層のファンは、新しいものが世に出たら即見る・遊ぶというコアなファン。
第2層は、定期的に新しいものも見る・遊ぶファン。
そして第3層が、ランキングやメディアのおすすめ、人気があがってからそれを見る・遊ぶというライトな人たち。
どれが悪いとかじゃなくて。
第1層や第2層の人たちが減ると、その娯楽は衰退しちゃう。だってランキングにのる根本はそこの人たちによって発見、露出さるものだから。
でも、第3層の人たちの中にも、第2層や第1層になりえる潜在的な人がいる。それをひっぱってあげなきゃいけない。ランキング動画のピックアップコーナーは結構重要なのよ。
作り手側にはどうしようもなくてw
『動画の作りでランキングに勝てるんなら、とっくの昔にやってるわ!』
という感じですよw
ブログでもおいら、頑張ってるよ?(本来のTRPGやゲーム関連をさぼってるけど)
NHK FM アニソン三昧FINAL と アイマスMAD - Try to Star -星に挑め!
こんな記事もあります。
「上方向だけを目指すコミュニティは廃れるかも知れないけど、横方向にも目を向けられるなら大丈夫なんじゃないかと思うようになった」
CGMの進化に限界はあるのか -「アイマス新年会~27時間無礼講SP~」に見る- - ただのにっき(2009-01-18)
同じ現象を見ても、感じ方が違う人がいる。それぞれの受け止め方。何が正しいということでなく、そういう多用な可能性に気付くチャンスがある。これはうれしいことだ。
岡田斗司夫が「オタクは死にました」と言ったのと同じようなものかと思っています。現実は形を変えながらオタクはまだまだ生きています。危機感をあおる記事はいつだって人気なんですよ。そういう「釣り」を感じてしまった。
ニコマスPは、アイマスだけで動画作ってる人はほとんどいなくて、別の何か自分の得意なものをくっつけてMADにしている。あらゆるマニアックなものがニコマスにはあふれていて、そこから今はアイマスのカテゴリの外でも活動しようとする人も次第に出てきている。
あの記事を見ての心境は、逆シャアのアムロのような。
「世直しのことを知らないんだな!」
「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」
まあね、同じことはみんな感じてるし。考えたりする。
おいらも以前こういうこと考えて、悩んで。
埋もれることが問題じゃないんだ。必要としている人に届いていないことが残念なんだ。
埋もれることへの反抗 いや違う!埋もれることが問題なんじゃないんだ! - Try to Star -星に挑め!
でも、TRPGに関しては、ちょっと事情が違った。些細な情報の共有はあまり望まれてないようで。それよりは、プレイしやすい環境が欲しいんだろうなぁ。
吼えよペンでも、似たようなことは何度も取り上げられているよ。
炎尾:(これを読まなきゃ損・・・『ザ・ベストオブコミック』?)
流れ星:よせ!!
炎尾:何だ流れ星。
流れ星:辞めておけ、炎尾!!
中略(この本の編集から連絡が来ているか、と聞き、来ていないならランキングにお前の漫画は載っていない、と説く。)
炎尾:どういう基準でこの本は漫画のベストを選んでいるのか確かめてやるのだ!
流れ星:後悔するぞ、きさま・・・
本を読む。
炎尾:ああああああ・・・・(崩れ落ちる)
流れ星:だから言ったろう。バカめ!
流れ星:だいたいここにある漫画を全部読んでランキングをつけるなどまず不可能だ・・・。
毎日何十冊と新しい作品が出てくる市場・・・。たまたま自分が読んだ本の中からベストを選ぶ以外はない・・・!
だから、ランキングなど気にするな!
炎尾:しかし・・・
流れ星:それと同時にまたその事実は大切なことも教えてくれる・・・!
『たまたま手にとってもらえること』の重要さだ!
同じレベルの作品でも・・・メジャー誌に載るかそうでないかで、評価も設けもケタ違いに変わる!
(この後は、今回とは関連の低いの話になる。『売れる漫画を描くことが正しい』と一旦は言うが、『でもやっぱり好き勝手に描けないと自分がわからなくなる』としている。)
- 作者: 島本和彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/07/19
- メディア: コミック
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (58件) を見る
この5巻の後半もまた同じように面白い。
炎尾のところにいた新人アシスタントが、売れている漫画家と、売れていない漫画家のところに行って、その違いを体感する。
売れている漫画家は、売れることを目指して割り切っている、売れるから編集にも優遇してもらえる、売れスジじゃない作品も描きたいと思っている、とのこと。
売れてるってのはいいことばかりじゃないのよ。妬む人も出てくるし、人気に比例して悪口も多くなるわ!!
一方で売れていない漫画家は、内容は良くても売れていない。売れてないから編集にも厳しく言われる。売れてないから真似しないほうがいいよ、と言う。
アシ:なんで先生の漫画はヒットせえへんのですか!?
漫画家:そんなの私に聞かないでよ!!
両方を見て来たあとで、炎尾のところに戻って問いだす。
先生は、売れたいんですか?ええ作品を描きたいんですか?
どっちですかッ!?ふたつは選べませんよ!!
炎尾は、良い作品にすることで、売れるか売れないかは結果だし、と濁す。
せやからあかんのですよ先生!売れるもんを描かんと!!
狙わんで投げたダーツは当たらんでしょー!!
おいらの知るニコマスPは良い作品を作ろうとしている。
人気をとることを割り切っているPもいるだろう。
両方いるはず。
という、ことで。