ニコニコ動画はMMO

Twitterでちょっと面白い記事の紹介があったので、こちらでも紹介。
ニコニコ動画は2007年最大ヒットのオンラインゲーム--日本技芸 濱野氏が分析 - CNET Japan

ゲーム名=ニコニコ動画、ジャンル=MMO-Virtual-RTS(多人数同時参加型バーチャルリアルタイムストラテジー)と例えて

 

プレーヤーが操作するキャラクターは“文字”であり、戦場となるフィールドは、実際の視聴時間はバラバラであるにもかかわらず、同じ瞬間を共有できるバーチャルリアルタイム(擬似同期)が実現した“動画=コメント再生画面”。その中で、タグや時報ニコニコ市場など、観客の注目を奪おうとネタという弾薬を投下してくる別のキャラクターが存在している」

この人、かなりゲーム好きで、ニコニコ動画も好きなんだなと。ニコ動の内容の詳しさだけでなく、分析しそれをネタ含みで紹介するということをやってのけるあたりに感じた。
 
動画作る側の立場からも、そのようなゲームの戦略のようなものは感じた。おして、そこまではっきりゲーム的に解釈されると、かえって気楽に動画作りができる気がする。
人の動き、関心、そして成長までも。新規MAP配信がなくなって放置気味のMMOと似た環境が与えられている感じだ。
動画はただ上げれば見てもらえるわけでなく、その人気や趣向を探って新たなネタを作り出していく。MAP等の配信にあたるような要素の提供はなく、自分たちで楽しみを見つけていかねばならない。
見る側も、ただただ人気動画だけを追いかけているだけでは、TV番組をぼうっと見ているだけの人と変わらない。ネタとネタの関連性、そのつながりを追っていかないと楽しみは薄れるばかり。
 
ニコニコ動画はインディーズの活動で、儲けなしの創作。作り手とユーザーが近い距離でいる。年中無休のコミケでもあり、趣味において理想的な環境がかなりそろっていると思う。